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『プラハの春』

「プラハの春」については、「民主化運動」の明るいイメージと軍事介入の暗いイメージがごっちゃになり、よく理解していませんでした。
今年プラハに行き、歴史的な事が知りたくなり、元外交官である春江一也氏の『プラハの春』を読んでみました。

この小説は「プラハの春」の歴史ストーリーに、プラハ在勤の日本人外交官と東独(DDR)の反体制活動家の恋愛ストーリーをからめて進みます。
当時チェコスロバキア日本大使館勤務だった著者の体験談に基づく小説ということなのですが、著者の感情の高ぶりのためなのか、やたら文章が短く表現も乏しいため、決して読み易くはありません。
人物描写も理想化している感じが強く、人物に厚みは感じられず、小説として読むにはあまりに男性のエゴ丸出しで、失笑してしまいます。
もともと、当時のチェコで何が起こっていたのかを知りたくて歴史の流れとして読み、恋愛小説の方はインターバル的に読んだため、さほど気にしなかったものの、真実とフィクションの境目がわからないのが、ちょっと悩ましい・・・

プラハのバーツラフ広場に立った時、この場所に戦車が入ったと聞いても、いま一つリアリティが無く、“中世の町プラハ”の印象が圧倒的に強かったのですが、小説を読むと、旧市街広場など今は美しい憩いの広場も、当時は学生や労働者の集会場所となっていた様子が想像され、文字通り歴史を見てきた広場なんだなと、見方が変わります。

「プラハの春」については軍事介入までしか知りませんでしたが、実際は、その後の方がチェコにとって、とても辛い時代だったようですね。
そして、「プラハの春」では死者はあまり出なかったようですが、それ以前に起こったハンガリー動乱では、死者が1万数千人にのぼり、20万人が難民となって亡命したことは、全く知りませんでした。(学生時代覚えたのかもしれないけど、全く記憶に無い・・・)

あらためて、今現在起こっている各国の紛争に、他国が関わるのは慎重にしなければならないことを考えさせられ、また、ここまでの動乱がない今の日本に居る幸せを感じます。

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